ノニジュースとは・基礎知識からトリビアまで
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健康や美容のことを調べていると、時々『ノニジュースがいい』なんて話が出るけど、ノニって何なのでしょう?
さて、そもそもノニとは何かというと…アカネ科の常緑樹の一種なんですが、その果実がすごい!元々、アカネ科の植物の果実は薬草として使える作用を持つものが多いのですが、そうしたアカネ科の中でも、ノニの果実は格が違います。
ノニの果実は、他に類を見ないほどに非常に多くの成分が含まれていることが最大の特徴で、その成分数は「どれだけ少なく見積もっても140種類以上」と言われています。ノニの研究が日々進む現在では、「成分数は275種類」という説さえ出ているほどです。
まずは、そんなノニジュースの基礎知識から知っていきましょう!
[目次]
- ノニジュースとは・基礎知識
- ノニに関する【Q&A】すべての疑問を解決
- Q-1. ノニジュースのまずさを何とかする方法は?
- Q-2. ノニを飲むおすすめのタイミングは?
- Q-3. ノニは子どもに飲ませてもOK?
- Q-4. 茎や葉も使ったノニ商品ってどうなの?
- Q-5. ノニの弱点とは?
- Q-6. ノニは古くから人々に認知されていた?
- Q-7. シャンプーにもノニを活用できる!?
ノニジュースとは・基礎知識
ノニジュースの1日の適量はどのくらい?
ノニを飲む手段としては、ノニジュースとノニサプリが主流となっていますが、「1日〇粒」とパッケージに書かれているノニサプリはともかく、ノニジュースに関しては、1日の適量がパッケージに書かれていないものもあります。
「ノニジュース1本で1ヵ月分でしょ?」と思われるかもしれませんが、実際は、そうでないものも少なくないのです。
さて、ノニジュースの1日の適量はどのくらいなのでしょう?
基本はノニジュース1日30ml!
ノニジュースの1日の適量はいくらかというと、これはズバリ「30mlを基本としているところが多い」というのが答えです。
一部のノニジュースでは「1日15〜30ml」という感じで、30ml未満の摂取でもOKとしているものもあるものの、ノニジュースの8割方は、「30〜50ml」や「30〜60ml」という感じで1日の最低摂取量を30mlとしていますので、「ノニ100%で、パッケージに1日の適量が特に書かれていないもの」についても、とりあえず30mlを基本と考えておけば、まず大丈夫です。
ただし、この基本量はあくまで「ノニ100%のノニジュース」あるいは「ノニ以外の成分もわずかに入っているが、ほとんどがノニであるジュース」についての話です。
ノニよりも他の果汁などのほうが多いようなノニジュースは、当然のことながら30ml飲んでも、摂れるノニの量は少なくなってしまいますので注意が必要ですよ。
ちなみに原材料名の表記は「使用した原材料を全て重量順に表示するのが原則」となっていますので、たとえば原材料名が「パイン果汁、ノニ果汁…」などと書かれているものは、ノニよりパイン果汁のほうが多いわけです。
こうしたものの場合は、60ml〜100mlぐらいが適量、となってくる可能性もありますよ。また、他の果汁や糖類が多いノニジュースは、「それを飲むことが糖分の摂りすぎにつながる」というリスクもありますので、積極的に選ぶことはあまりおすすめできません。
最初の数ヵ月は多めに飲んでもOK
というわけで、大半のノニジュースは「1日30mlが基本」となっていますが、体質改善を目指してノニジュースを飲むなら、「最初の数日は体に合うかどうかを確かめるために基本の摂取量を守り、その後数ヵ月は量を増やす」というやり方にしてもOKです。
どのくらいまで増やしてOKなのかというと、たとえば「1日30〜60ml」と書かれているノニジュースを60ml飲むのはもちろんOKですし、実は、さらにそれよりもう少し多めに飲んでも、ほとんどの場合は問題ありません。
ノニジュースを多めに飲む場合は、注意が必要
ノニジュースを毎日コップ1杯(約200ml)というのは「ずっと飲み続ける量としては、さすがに多い」という感じなのですが、その半分の100mlぐらいなら、数ヵ月程度飲み続けてもほとんど問題ない、と考えられます。
ただし、こうして多めに飲む場合も、ずっと多めの量を飲み続けるのではなく、あくまで「数ヵ月程度でいったん区切り、そこからは普通の量にする」ということを心がけましょう。
ノニジュースの過剰摂取には注意が必要!?
というわけで、ノニジュースは「飲み始めてからしばらくは、体質改善のための働きかけによって副作用的症状が出るリスクが多少ある」と言えます。
しかし…そんな低リスクのノニジュースも、度を超えたレベルの過剰摂取をしてしまうと、大きな副作用リスクが出てきます。
実は、海外でのノニジュースの健康被害事例として、「62歳の女性が1日2リットルのノニジュースを3ヶ月飲み続けて急性肝炎を発症した」「29歳の男性が1日1.5リットルのノニジュースを3週間飲み続けて肝不全を発症した」などというものがあるのです。
ノニジュースを1日に2リットルだの、1.5リットルだの、まさに普通ではありえないレベルの過剰摂取ですが、ここまで極端な飲み方ではなかったとしても、ノニジュースの適量を守らず多く飲みすぎることが副作用的リスクを高めてしまう、というのは否定できません。くれぐれも注意しましょう。
ノニジュースに関する【Q&A】すべての疑問を解決
飲み方からトリビア的まで、健康にいいノニジュースを生活に取り入れるために湧いてくるさまざまな疑問にお答えします。
ノニジュースのまずさを何とかする方法は?
Q:ノニジュースには、さまざまな成分が含まれていて、健康づくりや美容などに大きく役立つことはわかるのですが、あの「独特のまずさ」を何とかする方法はないものでしょうか?
A:野菜やフルーツのジュースに混ぜる
ノニジュースには、さまざまな成分が含まれていて、健康づくりや美容などに大きく役立つことが期待できますが、そんなノニジュースの最大の難点と言えば「味にクセがあり、まずいと思う人も多い」ということです。
そんなノニジュースのまずさを何とかする方法はないものでしょうか? ここでその工夫法を知っておきましょう!
ノニジュースのまずさ・飲みにくさを軽減する方法としておすすめなのは、「野菜やフルーツのジュースにノニジュースを混ぜて飲む」という方法です。
これなら、ノニが飲みやすくなるだけでなく、野菜やフルーツのビタミンも摂れるという効果も期待できるというわけですね。
たとえば、「リンゴ+小松菜+ノニをミキサーにかける」とか、「ミカンやオレンジの生搾り汁+少量のハチミツまたはオリゴ糖+炭酸水+ノニ」などといったものがおすすめです。
もちろん、市販の野菜・フルーツジュースを使えばもっと手軽で簡単なのですが、市販の野菜・フルーツジュースは、いわゆる「生搾り」タイプが非常に少なく、加熱の過程で栄養素が壊れているものも少なくありません。
また、糖分がかなり多いジュースも結構ありますので、その点にも注意する必要があります。
それを考えると、低カロリーかつ、さまざなま野菜やフルーツが含まれている市販のスムージーを使う、というのは意外とおすすめと言えるかもしれませんね。
また、リンゴジュースも、探せば「生搾りかつ、他の糖分は不使用」というものが比較的見つかりやすいので、それを使ってみるのもいいでしょう。
ノニジュースのまずさは数日ガマンすれば意外と慣れる!?
というわけで、どうしてもノニジュースがそのままでは飲みにくい、という人への工夫法をいくつかご紹介しましたが、やはり一番の理想は「そのまま飲む」ということ。
ノニジュースの風味は非常に独特なので、最初に感じる飲みにくさ・まずさはかなりありますが、実際のところ「最初の数日はキツかったけど、今では慣れてそのまま飲んでいる」という人が一番多いです。
ですから、ノニジュースは「慣れるまで少しだけのガマン!」と思って、できれば最初の数日〜1週間程度は、飲みにくさをガマンして、そのまま飲むことにチャレンジしてみて下さい。
それでもどうしても慣れなければジュース等に混ぜるのもアリですが、多くの人はこの段階で慣れることができるみたいですよ。
ノニジュースを飲むおすすめのタイミングは?
Q:ノニに含まれる数多くの成分の作用を最大限に生かしたいのですが、ノニジュースを飲むベストタイミングってありますか?
A:一番のおすすめタイミングは食前!
ノニに含まれる数多くの成分の作用を最大限に生かしたいなら、ノニを飲むタイミングにも工夫をすることが必要です?ノニを飲むベストタイミングを知っておきましょう!
ノニを飲むベストタイミングとしておすすめなのが、「食前30分〜1時間前」です。
なぜ、このタイミングがおすすめなのかというと、食前はいわゆる「空腹時状態」となっているため、ここで真っ先にノニを入れれば、ノニの成分の吸収率が特に高くなることが期待できるからです。
「食事の直前」で飲んでしまうと、次にやってくる食べ物と胃で混じって吸収効率が落ちてしまう分が多くなってしまいますから、「30分〜1時間前に飲むことで食事との時間を空け、まずはノニの成分吸収だけに専念させる」というのがポイントですよ。
特にしっかりと空腹時状態になっているのは朝ですから、「朝食30分〜1時間前の段階からちゃんと起きている」という人は、起きて口をゆすいだら、すぐにノニを飲む、という感じにするといいでしょう。
ノニのさまざまな成分が、日中の活力源になってくれます。
ノニジュースは就寝前の摂取もおすすめ!
ノニジュースに対して「日中の活力源としてではなく、むしろ疲労回復や、細胞の新陳代謝などに役立てるのを主流としたい」という人は、就寝前の摂取がおすすめです。
こうすれば、睡眠中に行われる細胞の新陳代謝や修復および、休息による疲労回復などのためにノニの成分が存分に生かされることが期待できますからね。
ただし、「夕食を食べてから寝るまでの時間が3時間未満」という人の場合、就寝前にノニジュースを飲んでも、消化できていない夕食と混じってしまい、吸収率が落ちてしまいます。
就寝前にノニジュースを飲み、その成分作用をしっかりと睡眠中に生かすためには、最低でも3時間以上の時間を空けることが必要ですよ。
あと、「ノニジュースを日中の活力源にもしたいし、疲労回復や、細胞の新陳代謝などにも役立てたい」という欲張りな人は、起床時と就寝前の1日2回、ノニジュースを飲むという形にするといいでしょう。
この場合、ノニジュースの摂取量はあくまで「1日の適量を2回分に分ける」という形にすることを忘れないで下さいね。1日の適量×2回となると、過剰摂取ぎみになる可能性があるのでおすすめできません。
ノニジュースは子どもに飲ませてもOK?
Q:健康作用が豊富と言われるノニジュースを、子にも飲ませたいと思うのですが、ノニジュースは子どもに飲ませても大丈夫でしょうか?
A:実はメーカーによって見解が異なる!
子をもつ親にとって、「子どもの健康」は非常に大切な要素。ノニジュースを子どもに飲ませてもOKなのか、という疑問についてですが、その答えを言うと「子どもに飲ませてもOKなものの、いつ頃から飲み始めてもいいか、というのはメーカーによって見解が異なる」というのが現状です。
そもそもノニジュースは薬ではないので、一部の医薬品にあるような明確な年齢制限がないんですよね。そうした理由もあり、メーカーによる見解の相違も出てきているのでしょう。
ちなみに、子どものノニジュース摂取について、メーカー側が出している見解としては、おもに以下のようなものがあります。
- 生後1ヵ月以上ならOK。
- 1歳未満の乳幼児に与える場合は医師に相談すべし。
- 3歳以上ならOK。
- 小学生以下の子どもには基本的にはおすすめしていない。
こうして見ると、見解そのものが非常に幅広くて、どれを信用すればいいのか困りますよね。
ですが総合的な中間レベルを見ると、3歳未満のお子さんのノニジュース摂取は慎重にしたほうが無難で、「それ以上ならだいたいOK」という感じでしょう。
ただし、「小学生以下の子どもにノニジュースは基本的にはおすすめしていない」というメーカーは、その理由づけとして「小さい頃は、食物全般に対してアレルギーを起こしやすい傾向があるから」というのを挙げています。
ですから、アレルギー体質の子どもや、「今のところ子にはアレルギーは出ていないものの、家族的にアレルギー体質系」という場合は、小学生以下の期間は与えないほうが無難と言えるでしょう。
子どもには与える量に注意しよう
というわけで、ノニジュースは、アレルギーリスクが懸念される子や家庭の場合は小学生以下までの期間は避けたほうが無難、それ以外は3歳以上ならだいたいOK、と言えますが、ひとつ、大きな注意点があります。
それは「必ず、ノニジュースの量は大人よりも少量にする」ということです。 体の小さい子どもが、大人と同じだけのノニジュースを摂取すると、過剰摂取になってしまうリスクが高いですからね。
3歳から小学生まではティースプーンに1杯程度、小学生なら大人の1日量の3分の1〜半分程度、という感じで、しっかりと量の調節をしましょう。さらに、3歳未満の子にどうしても与えたいという場合は、ごく少量にすべきです。
茎や葉も使ったノニ商品ってどうなの?
Q:ノニジュースやノニサプリの中には、ノニの果実だけでなく、ノニの茎や葉まで使っているものもあるようです。茎や葉まで使ったノニ商品は、果実だけを使ったノニ商品と比べてどうなのでしょうか?
A:「飲みやすくなる」というメリットはある
ノニジュースやノニサプリのなどのノニ商品は、基本的には「ノニ成分として、ノニの果実を使う」という形で作りますが、中には、ノニの果実だけでなく、ノニの茎や葉まで使っているものもあります。
茎や葉まで使ったノニ商品は、果実だけを使ったノニ商品と比べてどうなのでしょうか?
ノニの成分として、果実だけでなく茎や葉も使ったノニ商品は、「果実だけを使ったノニ商品より飲みやすい」というメリットがあります。
ノニの成分として、果実だけでなく茎や葉も使ったノニ商品は、「果実だけを使ったノニ商品より飲みやすい」というメリットがあります。
と、これだけ見れば茎や葉も使ったノニ商品は素晴らしいと言えそうですが…「飲みやすさ」というメリットと引き換えに、いくつかのデメリットもあるのも事実です。
ノニの栄養価・成分内容が高く評価されているのはあくまで「果実」!
ノニの茎や葉まで使ったノニジュースのデメリットとしてまず挙げられるのが、「果実だけを使ったノニジュースと比べて、同量で比較すると、成分内容が劣る」というのが挙げられます。
もちろん、茎や葉にもそれなりの栄養は含まれていますが、ノニの栄養価や成分内容が高く評価されているのは、あくまで果実に対してのことです。 茎や葉の割合が多ければ多いほど、果実の割合が少なくなるのは必然なので、その分、栄養価・成分濃度の面では不利になると言えるでしょう。
そして、茎や葉を使ったノニジュースには、もうひとつ、大きなデメリットがあります。
それは…「ノニの果実の発育そのものを妨げてしまうリスクがある」ということ。
理想的な状態の果実を育てるために、ノニの茎や葉は非常に重要な役割を果たしています。茎や葉をむやみに採ってしまうと、ノニの木自体に元気がなくなり、果実の発育状況も悪くなり、結果的に「果実の質そのものまで低下してしまう」ということにもつながるんですよ。
「良いノニ果実を育てることが最優先」というメーカーなら、適度な葉の間引き程度はやる可能性はありますが、むやみに茎や葉まで採る、ということはしないのです。
こうした点を考えると、茎や葉も使ったノニジュースというのは、「茎や葉も含めて、とにかくノニとしての量が増やせればいい」と考えるメーカーの姿勢が裏にある、と言っていいでしょう。総合的に見れば、あまりおすすめできるものではありません。
※ノニについては以下のページを参考になさってください。
「統合医療」情報発信サイト(ノニに関する基本的情報)
ノニジュースのデメリットとは?
Q:ノニジュースが健康にいいことは分かりましたが、ノニジュースのデメリット(弱点)があったら教えてください。
A:最大の弱点は「風味のクセ」!
ノニジュースは、成分内容の充実性がきわめて高く、幅広い作用が期待できる存在ですが、そんなノニジュースにも、大きな弱点があります。その弱点とは、一体何なのでしょうか?
ノニジュースの最大の弱点として挙げられるのが「風味のクセが強く、ノニジュースは飲みにくいと感じる人も多い」ということ。
「良薬口に苦し」という言葉がありますが、ノニジュースはまさにこれに似たような状態で、言うなれば「良ノニ、口にまずし」という感じでしょうか。
味は独特の渋みと苦みがあり、さらにノニの発酵によるにおいも加わり、それが飲みにくさの原因となっています。 どのくらい飲みにくいのかというと…ノニジュースを「ドブの風味」と例える人も居るほどです。
青汁や、一般的な酵素ドリンクをはるかに超える飲みにくさなので、「青汁や酵素ドリンクですら飲めなかった」という人には、ノニジュースはハードルが高いかもしれません。
クセの強い風味をカバーするには?
というわけで、ノニはかなり風味のクセが強いため、その風味のクセをまるごと味わうことになるノニジュースを避けたいなら、サプリを利用する、という手もあります。
ですが、「ノニサプリを飲めば、ノニジュースを飲んだのとまったく同じ結果が期待できる」と思ってはいけません。
なぜならサプリ使用の場合は「ノニジュースを飲むよりも、ノニ摂取量がどうしても少なくなってしまう」という問題が出てくるのです。
もちろん、サプリに使われているのは、ノニジュースをギュッと濃縮したノニエキス末などですが、たとえ濃縮したエキス末でも、ジュース量に換算すると「ノニジュースの適量摂取と比べると少ない」という結果になってしまいます。
ノニ摂取量が少なくなる分、ノニによるさまざまな作用の実感も遅い・少ないという状態になりがち、というのが、ノニサプリ最大の弱点と言えるでしょう。
まとめると「まずくても飲みにくくても、作用実感を重視したい」という人ならノニジュースが、「作用はゆるやかでもいいから、飲みやすさを重視したい」という人ならノニサプリが適している、ということですね。
ノニは古くから人々に認知されていた?
Q:海外ではノニは古くから人々に認知され、愛用されてきたと言われていますが、具体的に、ノニと人々との歴史は、どのくらいあるのでしょうか?
A:その歴史は6000年前にさかのぼる!?
さて、ノニがどのくらい古くから人々に認知され、愛用されてきたのかというと…
ノニの原産地と言われるインドネシアでは、約6000年前からノニの活用が始まっていたと伝えられています。「中国四千年の歴史」もビックリですね。 そしてその後、民族移動などとともにノニが他の国に伝播していったのも、数千年レベルの昔である、と推測されていますよ。
文字記録としてノニのことが残ったのはいつ?
というわけで、ノニは非常に古い時代から人々に愛用されてきたと言われていますが…こうした「古くから利用されてきた」という説は確かに存在しているものの、ノニを利用していた民族の間に文字というものは当時存在していなかったこともあり、きちんとした記録として残されているわけではありません。
文字としてノニを初めて記録に残したのは、キャプテン・クックの第一回航海(1768-1771年)に同行したジョゼフ・バンクス(1743-1820年)です。 彼はタヒチにおいて、ノニが薬用植物として利用されている、という趣旨の記録を残しています。
つまりこの時代になれば、現地ではもう確実に、ノニの薬理作用が民間レベルで広く知れ渡っていたということになります。
また、日本での最古の記録としては、南方探検家であり著述家・記者でもあった鈴木経勲(1854-1938年)が、マーシャル諸島でノニが保存食として愛用されている様子を、1892年に出した「南洋風物詩」の中で紹介しています。 ノニに対して「健康を保つための栄養分は十分ある」という趣旨の高い評価を出していますよ。
口伝えの伝承レベルでは大昔から、文字記録でも数百年前には認知・愛用が証明されている、それがノニの歴史なのです。
シャンプーにもノニを活用できる!?
さて、ノニをシャンプーにどうやって活用するのかというと…近年では「ノニシャンプー」なるものが売られていますので、それを買うのもいいですが、ノニシャンプーは普通のシャンプーと比べるとちょっと高価になってしまうことや、まだまだシャンプーの選択肢が少ない、というデメリットもあります。
それよりも、自宅にノニジュースがあるのなら、それを活用する方が手軽でおすすめです。
やり方は簡単。いつものシャンプー1回分を手のひらにとったら、そこにティースプーン半分ぐらいのノニジュースを加えて、いつものようにシャンプーすれば、それだけでOKですよ。
「頭皮をしっかりとノニたっぷりの泡で洗う」ということを心がけて洗うのがポイントです。
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